私がサウナに初めて行ったのは、20代前半のことです。友人に誘われてスパ施設に行ったのですが、正直なところ最初はわからないことだらけでした。「何分入ればいいんだろう」「水風呂に入るタイミングって?」「サウナ室の時計、どう使うの?」と、頭の中は疑問だらけ。
あれから15年、今ではサウナなしの旅行は考えられないほどサウナが日常になっています。旅行先のホテルや旅館もサウナ付きを選ぶくらい、すっかりサウナーになりました。
この記事では、私が最初に知りたかったことをベースに「サウナの正しい入り方」と「知っておくべきマナー」を解説します。これからサウナを始める方の参考になれば嬉しいです。
サウナの基本の入り方【5つのステップ】
サウナには決まった入り方の流れがあります。この流れを守るだけで、サウナの気持ちよさが格段に変わりますし、周りへの配慮にもつながります。
① まず身体を洗ってから入る
サウナに入る前に、必ずシャワーや浴槽で身体を洗いましょう。
清潔な状態でサウナに入ることは、マナーとしてはもちろん、汗をかきやすくするという実用的なメリットもあります。私の体感では、身体をしっかり温めてから入ったほうが、明らかに早く汗が出始めます。
「サウナに入るんだからどうせ汗かくし」と思いがちですが、最初に身体を清潔にすることはサウナの基本中の基本です。

② 最初は下段から。何分入ればいい?
サウナ室に入ったら、最初は下段(低い位置の段)から始めましょう。
サウナ室は上に行くほど温度が高くなります。上段と下段では体感温度が10℃以上変わることも珍しくありません。私が初めてサウナに入ったとき、何も知らずに上段に座ってしまい、暑すぎてすぐに出てしまった経験があります。慣れないうちは下段で身体をサウナに慣らし、徐々に上段にチャレンジしていきましょう。
入る時間の目安は5〜8分程度。初心者は5〜6分から始めて、「もう少しいられそう」と感じてから少しずつ延ばしていくのがベストです。無理して長く入る必要はありません。「少し物足りないかな」くらいで出るのがちょうど良いと思います。
サウナ室に時計がある場合は、入った時刻を確認して5〜8分後を目安に出るだけです。最初は「あの時計、どこを見ればいいの?」と戸惑う方もいますが、普通のアナログ時計と同じです。入室したらまず時刻を確認する習慣をつけておくとスムーズです。
③ 出たら汗を流してから水風呂へ
サウナから出たら、水風呂に入る前に必ずシャワーで汗を流しましょう。
これは私が最も大切にしているマナーのひとつです。汗を流さずに水風呂に入ることは、他の利用者にとって非常に不快であり、施設の衛生上の問題にもつながります。「たかが汗くらい」と思わず、必ずこの一手間を守るようにしてください。

④ 水風呂が怖い人への入り方
「水風呂が冷たくて無理…」という声はよく聞きます。私も最初は入れませんでした。
水風呂が怖い場合は、次の順番で慣らしていくのがおすすめです。
- まず足首まで入れてみる
- 慣れてきたら腰まで
- 肩まで沈んで1〜2分キープ
最初から全身を沈めようとすると心臓に負担がかかることもあるため、少しずつ慣らしていきましょう。水風呂の温度に慣れてくると、あの「キンとした冷たさ」がやみつきになります。
なお、心臓に疾患がある方や高血圧の方は水風呂の使用について医師に相談されることをおすすめします。
⑤ 外気浴で「整う」を体験する
水風呂から出たら、外気浴(休憩)をします。椅子やベンチに座って、ゆっくり身体を休める時間です。
この休憩こそが、サウナーがよく言う「整う」の瞬間です。全身がリラックスしてじんわりと温かくなり、頭がスーッとクリアになる感覚があります。初めてこの感覚を味わったとき、サウナにはまっていきました。目安は5〜10分。焦らず、ぼーっとする時間を楽しんでください。

知っておきたいサウナのマナー
サウナは多くの人が共有する空間です。気持ちよく過ごすために、最低限のマナーを守ることが大切です。
身体を拭いてから入室する
サウナ室に入る前は、タオルで身体の水気をしっかり拭いてから入りましょう。濡れた身体のまま入ると、水分が蒸発して室温が下がり、他の利用者の迷惑になります。シャワー後・水風呂後、どちらのタイミングでも同じです。
タオルをサウナ室で絞らない
サウナ室の中で、自分のタオルを絞る行為はマナー違反です。絞った水分が室温を下げるだけでなく、衛生的にも問題があります。
ロウリュウのルールを必ず確認する
ロウリュウとは、熱した石(サウナストーン)に水をかけて蒸気を発生させる行為のことです。施設によってスタッフ専用の場合と、利用者が自由にできる場合があります。必ず施設のルールを確認してから行動するようにしましょう。
以前、私が実際に目にした出来事ですが、サウナ室内の石に対して自分の使用済みタオルを絞り、ロウリュウの水代わりにしていた方がいました。施設のルール違反であることはもちろん、使用済みタオルの水分をストーンに直接かけることになるため衛生面でも問題があり、個人的に最も迷惑と感じた行為でした。
気持ちよく楽しむためにも、ルールの確認は必ず行いましょう。

サウナ室の時計の見方
サウナ室には大抵、壁にアナログ時計が設置されています。使い方は普通の時計と同じですが、入室したタイミングで時刻を確認し、目標の時間から逆算するだけです。慣れないうちは「どれくらい経ったかわからない」という状態になりがちなので、入室したらすぐ時計を見る習慣をつけておくと便利です。
初心者のよくある疑問
何セットやればいい?
一般的には「サウナ→水風呂→外気浴」を1セットとして、2〜3セット繰り返すのが目安とされています。ただし体調や慣れ具合によって変わるので、最初は1〜2セットから始めて様子を見るのがベストです。「整う」感覚を得られたらそれで十分。無理に3セットこなす必要はありません。
持ち物は何が必要?
施設によってタオルや館内着が備え付けの場合もありますが、基本的には以下があれば安心です。
- バスタオル・フェイスタオル(サウナマット代わりにも使う)
- 着替え
- 水分補給用の飲み物(施設内で購入できる場合が多い)
- サンダル(施設によっては備え付けあり)
初めての場合は、事前に施設のホームページで「持ち込み可能なもの」を確認しておくと安心です。
まとめ
サウナの入り方をおさらいすると、「身体を洗う→サウナ(下段から・5〜8分)→汗を流す→水風呂→外気浴」という流れです。
最初は「水風呂が怖い」「何分入ればいいかわからない」と感じるのは自然なことです。私も最初はそうでした。焦らず、自分のペースで慣らしていくのが長く続けるコツだと思います。
そしてマナーを守ることは、自分が気持ちよく過ごすためでもあり、周りの人への配慮でもあります。特に「水風呂前に汗を流す」だけは、ぜひ必ず守っていただきたいと思います。サウナには身体を整えるだけでなく、頭をリセットする力があります。ぜひ一度、「整う」体験をしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. サウナに毎日入っても大丈夫ですか?
健康な方であれば毎日入っても問題ないとされていますが、体調や体力に合わせて無理のない頻度で楽しむことが大切です。脱水になりやすいので、前後の水分補給を心がけましょう。
Q. 水風呂に入らなくてもいいですか?
水風呂は必須ではありません。冷たさが苦手な方は、シャワーで軽く身体を冷やすだけでも効果があります。慣れてきたら少しずつ挑戦してみてください。
Q. サウナ中に気分が悪くなったらどうすればいい?
すぐにサウナ室を出て、涼しい場所で休んでください。ふらつきや強い頭痛がある場合は施設のスタッフに声をかけましょう。無理は禁物です。
Q. サウナ後はすぐに食事をしてもいいですか?
外気浴でしっかり休憩してから食事をとるのがおすすめです。サウナ後は消化器官への血流が一時的に変化している場合があるため、落ち着いてから食事をとると体への負担が少ないと感じています。
参考情報
※本記事は個人の体験談であり、医療・健康アドバイスを目的としたものではありません。体調に不安がある場合は医師にご相談ください。


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