夏バテで食欲が落ちても、食べないままでいると体力はさらに落ちてしまいます。かといって、こってりした料理は食べる気になれない。そんな夏の食欲不振には、ちょっとした工夫が効きます。
夏バテの原因については夏バテの原因は自律神経の乱れの記事で紹介していますが、この記事では、居酒屋店長として15年間夏の食欲不振と向き合ってきた経験をもとに、食欲がない日でも食べやすいさっぱりレシピと、体力をつけたい時のスタミナ料理を紹介します。
目次
食欲がない日は「さっぱり系」から
冷奴を簡単アレンジ(梅・生姜)
食欲がない日の定番は、冷奴に梅干しと刻み生姜をのせるだけの一品です。豆腐は喉ごしがよく、酸味と生姜の香りが食欲を刺激してくれます。調理と呼べるほどの手間もかからないので、暑さで料理する気力がない日にもぴったりです。
居酒屋時代、暑い夜はさっぱり系が大人気
居酒屋店長時代、真夏の暑い夜は、こってりした揚げ物より、酢の物や冷奴といったさっぱり系のメニューを頼むお客様が明らかに増えていました。体が暑さで弱っているときは、自然とさっぱりしたものを求めるのだと、現場で何度も実感しました。
食欲がない日でも食べられる冷やし系レシピ【冷や汁】
食欲がない日の一品としておすすめなのが、冷や汁です。冷たい味噌汁にきゅうりや薬味をのせてごはんにかけるだけで、さらさらと食べられます。
🥒 きゅうりと薬味の冷や汁
⏱ 準備:10分|冷やす:20分|2人分
| 材料 | 分量(2人分) |
|---|---|
| きゅうり(薄切り) | 1本 |
| みょうが・大葉(千切り) | 各2枚 |
| 味噌 | 大さじ2 |
| 冷水またはだし汁 | 400ml |
| 白すりごま | 大さじ1 |
| ごはん | お好みで |
作り方
- 味噌を冷水またはだし汁で溶きのばす
- すりごまを加えて混ぜる
- きゅうり・みょうが・大葉を加え、冷蔵庫で冷やす
- ごはんにかけて完成
💡 ごはんにかけずにそのままスープとして飲んでも、さっぱりとして食べやすいです

体力をつけたい時のスタミナ料理【豚肉のガーリック炒め】
にんにく・生姜で食欲を刺激する
逆にしっかり体力をつけたい日は、にんにくと生姜を効かせた料理で食欲そのものを刺激するのがおすすめです。香りの強い食材は、弱っている食欲を後押ししてくれます。豚肉はビタミンB1が豊富で、疲労回復を意識した食材としても定番です。
🧄 豚肉のガーリック炒め
⏱ 準備:5分|調理:10分|2人分
| 材料 | 分量(2人分) |
|---|---|
| 豚こま肉 | 200g |
| にんにく(薄切り) | 1片 |
| 生姜(すりおろし) | 小さじ1 |
| 醤油・みりん | 各大さじ1 |
| ごま油 | 小さじ1 |
| キャベツ・もやしなど野菜 | お好みで |
作り方
- フライパンにごま油とにんにくを入れ、弱火で香りを出す
- 豚肉を加えて中火で炒める
- 野菜を加えてさらに炒める
- 生姜・醤油・みりんを加えて味をからめて完成
💡 にんにくの香りが立ってから具材を入れると、香ばしさが際立ちます

タンパク質をしっかり摂りたい方はプロテインに頼らずタンパク質を摂る方法の記事、旬の夏野菜の選び方は元居酒屋店長が教える夏野菜の選び方の記事もあわせて参考にしてください。
食べる工夫:量より回数
一度に食べようとせず、小分けにする
食欲がないときは、1回の食事量を減らし、回数を分けて食べるのもひとつの方法です。「3食きっちり食べなければ」と無理に量をこなそうとすると、かえって食事自体がストレスになります。少量ずつでも口にできれば、必要なエネルギーや栄養の不足を補いやすくなります。
無理に固形物を摂ろうとしなくてもいい日がある
どうしても食欲が出ない日は、無理に固形物を食べようとせず、汁物やゼリー飲料などで栄養を補う日があってもいいと思います。ただし、食欲不振が数日以上続く場合や、体調不良を伴う場合は、自己判断で我慢せず医療機関に相談することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q. 食欲がない時、何も食べないのは良くないですか?
A. できれば少量でも何か口にすることをおすすめします。冷奴や冷や汁のような喉ごしの良いものであれば、食欲がなくても比較的食べやすいです。ただし何日も食べられない状態が続く場合は、医療機関への相談を検討してください。
Q. スタミナ料理はいつ食べるのがいいですか?
A. 「これから体力を使う」というタイミングの前、例えば休日の前の晩や、疲れが溜まってきたと感じたときがおすすめです。にんにくや生姜の香りが食欲を後押ししてくれるので、少し元気を出したい日に取り入れると良いと思います。
Q. 冷たいものばかり食べると良くないですか?
A. 冷たいものばかりが続くと、胃腸が冷えて働きが低下することがあるとされています。冷や汁のような冷たいメニューと、温かい汁物やスタミナ料理を、体調に合わせて使い分けるのがおすすめです。
Q. 食欲不振が続く場合はどうすればいいですか?
A. 数日以上食欲不振が続く場合や、体重減少・強いだるさを伴う場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに医療機関に相談することをおすすめします。夏バテだと思っていても、他の体調不良が隠れている可能性もあります。
まとめ
夏バテで食欲が落ちる日は、無理にしっかり食べようとせず、冷奴や冷や汁のようなさっぱり系メニューから始めるのがおすすめです。逆に体力をつけたい日は、にんにくや生姜を効かせたスタミナ料理で食欲を後押しできます。
量より回数を意識して、無理のない範囲で食べることが、暑い夏を乗り切るコツです。
参考情報
※本記事は個人の体験談であり、医療・健康アドバイスを目的としたものではありません。食欲不振が長引く場合や体調に不安がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。


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